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ほくろ

ほくろとは

ほくろとは顔にできるほくろは良性の腫瘍です。しかし、年を重ねるにつれて少しずつ大きくなって膨らみ、色調が変わる場合もあります。四肢、手のひら、足の裏、体幹にあるほくろの経過は様々で、数年かけて徐々に大きくなってきた、生まれた時から変わらない、数ヶ月前に存在を知り急激に大きくなってきたなど、どれも診断に欠かせない情報です。
悪性腫瘍かどうか正しく見極めることが非常に重要なため、診察後に治療方針のご提案をさせて頂きます。

ほくろの除去方法

手術

手術ほくろがある部位にもよりますが、くりぬき法をご提案する場合が多いです。くりぬき法は、顔にある4mm以下のほくろが対象となり、メスを用いて除去し、縫合せずに塞がるのを待つ方法です。顔以外や顔にある6mm以上のほくろは、半寄せ法や手術療法などをご提案する場合があります。

炭酸ガス(CO2)レーザー

いぼ、ほくろ、隆起したしみなどが対象で、炭酸ガスを用いて取り除く治療法です。CO2レーザーは水分に吸収されやすく、水分が多く含まれる皮膚にレーザーを当てるとすぐに熱エネルギーへと変わり組織を破壊します。ターゲットに高エネルギーを短時間で照射可能なため、治療は短時間で傷痕にもなりにくい治療です。
また、レーザーを当てた周りの血管は熱による凝固作用ですぐに固くなり、出血もほぼありません。

ほくろ治療の経過とリスク

手術の場合

  • 傷口からの感染や、出血することが稀にあります。また、縫合によりお肌がゆがむ場合があります。
  • くりぬき法では、施術後4~5日ほどで穴が閉じ、1ヶ月程赤みが残ります。
  • 抜糸後すぐに縫合部が赤くなり、術後1ヶ月まで強い赤みが続きます。大抵の場合、約半年程度で次第に薄くなっていきます。
  • 施術してすぐは、お酒や激しい運動は控えて頂きます。シャワーや洗顔は施術した次の日から大丈夫です。
  • お化粧は患部以外の部位であれば当日からできます。患部のお化粧は1週間後から可能です。

炭酸ガスレーザーの場合

  • ほくろのサイズや状態次第では、1回で治療が終わらない場合があります。
  • 施術が終わると、数日間は内出血や赤みが起こることがあります。
  • 施術してすぐは、お酒や激しい運動は控えて頂きます。シャワーや洗顔は施術の1週間後から大丈夫です。
  • 紫外線対策として日焼け止めを塗布しましょう。3ヶ月程度続けてください。
  • 外科的切除に比べ、ほくろが再発する可能性は高いです。

ほくろの除去の保険適用について

ほくろの除去は健康保険が適用されることがあります。
受診時に医師にご相談頂ければと思います。